2017年12月06日

バックカントリー入門講習会 IN ミレーストア札幌

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12月15日(金) 18:00〜19:00
ミレーストア札幌「札幌ファクトリー2条館3F」
バックカントリー入門者のためのスライド&トークショーを行います。
入場:無料 定員15名(要予約)
*:来場の皆様に限り、店内商品を特別価格にて…ウエア、ザックなどNewモデル多数入荷、ビッグチャンス!

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BCスキー&スノーボードを初めてみようという方へ向けた講習会です。
バックカントリーの楽しさや気を付けるべき点、装備についてやオススメコースなど
ベテラン国際ガイドが自身の体験談を交えながら楽しく講習します。

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お待ちしてます。
posted by 宮下岳夫 at 15:17| 北海道 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月05日

松前小島

最近のニュースで北朝鮮から漂着した箱船のような漁船が渡島半島沖の松前小島に漂着。しかも島の番屋から電気製品やバイクなどを盗み出したのが話題になっているのだが…。

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時は1991年、俺34歳の時まで話は遡る…
なんでも、この北海道の南海に浮かぶ孤島には高さ200mの未踏の絶壁があるらしいという情報を手に入れた俺たちは、漁船を頼んでザイルとカム、そして大量のハーケンを持ち込んで初登攀をねらうべく、島に渡ったのだが…
島には唯一の港があり、今ニュースで話題となっているTVや冷蔵庫を盗まれたという番屋で
当時は老夫婦が管理人として、夏の間時々滞在しているとの事だった。
無人島なのだが、水が流れていて炊事に不自由はしなかった。
島には夫婦のほかに野良犬が一匹いて、夫婦の飼い犬ではなく漁師が置き去りにしていった捨て犬との事だった。我々が「シロ」と名づけたそいつはしっぽを振って近寄ってきて、エサのおねだりをする。すっかり仲良くなってともにキャンプ暮らしをする事になる。

翌日、島の頂上まで藪漕ぎで登った我々は広大な陥没火口と西の海に沈みゆく太陽を見送り、しばし感動したものだった。キャンプに戻ってみると作り置きしておいた鍋料理はまるで誰かが洗ったかのようにピカピカしていてびっくりしたのだが、犯人は「シロ」だった。
腹ペコの我々を見かねて、漁師が夜、イカ漁に出て、摂れたてのイカ刺を振舞ってくれた。

さて、問題の大岩壁だが、なんとかアプローチを試みるのだが、避難港のある南東岸以外は荒波と断崖に阻まれて近づく事もできず、
また透明度20m日本一を誇る美しい海に魅了されてしまい、早々に初登攀の夢はどっかに消えてしまい、焚火と酒の夜が続いてしまった。

島を離れる日に漁船で大岩壁の下まで行ってもらったのだが、海面から荒波打ち付ける垂直の200mは確かにあった。未だに未登のまんまだ。

さて、その後1993年7月に起きた北海道南西沖地震による津波は奥尻島をはじめ、沿岸に多くの被害をおよぼした。その際に松前小島の避難港に逃げ込んで難を逃れたという漁師のインタビュー映像がTVに流れた。小島の港で話す漁師の後ろにあのシロがちらりと映ったのは俺は見逃さなかった。

野良犬として何年も島で越冬し、津波からの難も逃れたしぶといやつ…
さすがにもう生きてはいまいが松前小島と言えば、思い浮かぶ懐かしい夏休みの思い出だな。
それにしても北朝鮮の連中に俺の青春の思い出に上書きされて、がっかりだよ。
来んな!
posted by 宮下岳夫 at 15:16| 北海道 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月04日

パドルクラブ共催BC入門

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「初めての方のためのバックカントリー入門」講習会を札幌テイネのゲレンデ&コース外にて行いました。

スキーやスノーボードをゲレンデで覚え、そのうちコース脇のちょいパウなんかを滑っていると
ゲレンデの裏側や山を滑りたくなってくるのは人情ってものでしょう。
しかし、そこは時にホンモノの冬山になっちゃったりして、毎年のように「なんちゃってBCヤー」が
全国各地の山々で遭難騒ぎや痛い目に遭っていたりするのは、枚挙にいとまがない…

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そうならないように!の講習会です。

まずは、装備の紹介や説明をテイネハイランドスキーセンター内で。
その後、リフト利用でサミットへ。
いきなりシールハイクさせない処が味噌だったりして…

圧雪された足場の良いところでビーコンWチェックの方法を実技。
その後、ビーコンサーチの方法やシャベリングの方法を一通り、解説。

「では、ハイクで頂上へ」という流で手稲山山頂へ。
見晴らし良く、眼下に石狩湾そしてあれは銭函天狗岳

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昼休みを挟んで、「かんたんロープワーク」で
「崖を降りる」&「穴に落ちた人を引き上げる」などを講習。
これは、みなさん関心があったようで熱心に練習してました。

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その後はゲレンデに出て、「BCでの安全な滑降方法」や「リ・グループ場所の選び方」などを解説しながら
滑り下りました。
参加者のみなさんは、初めて聞く知識も多かったようで、質問なども多く手ごたえがあったようです。

さっそく、ロープやカラビナを買いに行った参加者もいたのでは…?

ノマドでは12/10(日)にもテイネ山で同内容の講習を行います。
興味のある方は、ぜひとも ご参加ください。
道具のレンタルもできますので、初めての方もどうぞ〜!



posted by 宮下岳夫 at 14:44| 北海道 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月21日

雪崩講習会 IN 函館

函館山岳会に招かれて「雪山登山での雪崩の危険性と安全対策」という題目で2時間 喋って来ました。
スライドショーで2時間は長い…。
だいたい、寝る人でるんだよね。

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みなさん、まじめに聞いていただきました。

まずは、疑似埋没体験を会場で全員に味わってもらい、雪崩の恐ろしさを体感。
息を吐き切った状態から横隔膜をブロックして、浅い呼吸を1分間。
これには、皆さん苦しそうでしたね〜。

そのあとは、自身の雪崩体験をお話し。
実際に雪崩に遭って生還した人の話ですから、説得力満点。
この話は、けっこう質問も出ました。

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エアポートアプローチ
これは埋没者の発見方法で「飛行機のランディング体制のように、最後はスピードを落としてビーコンを下げながら近づけ!」という話なのだが

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こちらの絵は、今から6年前に私が書いたものです。
要点は得ているのだが、距離が入っていない…。
ターゲットまでの距離10mと3mの所から飛行高度とスピードをスローダウンしていくのが戦法です。

デジアナな講習でしたが、動きも交え「居眠り者ゼロ」でなんとか終了まで持って行けました。

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「思わず、聞き入ってしまいました」と主催者の幹事さんから言葉をもらえて嬉しかったな。

道南地方では、ビーコンの普及はこれからかなぁ。
まぁ、今回の講習会がきっかけとなれば幸いです。
posted by 宮下岳夫 at 15:48| 北海道 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月09日

告白

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実は焼酎ビックマンをやめました…
1日800t、5日で4リットルというペースで飲み続けて、早30数年…
ついに来たか〜と喜んだ皆様、残念でした。
先日の健康診断でも肝臓および、その他内臓機能は全てAAAでした。
では、なんで…
まぁ、要はステージを上げたというか、乙類の芋焼酎にシフトチェンジしただけです。
今年の誕生日で還暦を迎えたのですが、その折に何人かから「いい焼酎」をいただいたのがきっかけとなり
しばらく甲類のビッグマンから遠のいていたら、なんか調子が良くなったので、もう甲類からはおさらばです。今は一刻者のお湯割りだな!

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秋の夜長にオススメ2冊

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期せずして似たような題材で「確定死刑囚の冤罪」に挑む元刑務官や友人たちの奔走のストーリー。

それにしても殺人事件やら、自殺を望む若者やらろくなニュースのない昨今。」
ただでさえ、若者の少ない世の中なのに、年寄ばっかり長生きして
これから日本の未来はどうなって行くのやら…
posted by 宮下岳夫 at 14:51| 北海道 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月07日

日本で一番早いノマド忘年会

昨夜はノマド恒例&高齢の日本で一番早い忘年会でした。
場所はあのならッチの「サッポロッジ」にて!

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元会長のF本さん、89歳。
64歳からノマドに通う事25年間で330回だそうです。
ウエアやバッグなどは全てpatagoniaを着用、かっこいいんだわ!

若い頃にはフルマラソンにも出ていて2時間20分で走りきったとの事でした。
国体では優勝候補で北海道代表で出場したものの、途中でコースを間違えて惜しくも7位あだったとか…
80代前半のころも雪の羊蹄山に参加してスノーシューで登頂してましたから、すごい!

ガイドのスライドショーも交えながらの3時間はアッと今でした。
最後にみんなで、「ハイ、ポーズ」

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この後、ノマドは冬モードにチェンジ!
もう、皆さんには冬パンフレットは届いてますよね。
お申込み、お待ちしてます!
「早割」もあるよ!
posted by 宮下岳夫 at 12:17| 北海道 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月05日

伊豆のクライミング

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北海道内各地の山では、いよいよ雪山シーズンが始まったようだ。
とともに、外岩シーズンも終了!もう岩が冷たくて、やってられまへん。

伊豆の城ケ崎へ今シーズン最後となるクライミングに行ってきた。
前日、東京でK2ライダーミーティングに参加、その後の2次会は4時間半の飲み放題!
さすがに最後の方はべろべろでした。

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来年9月にヒマラヤのチョーオユー(8153m)の頂上からスキー滑降をたくらむ三浦雄一郎(85)と同席。
その食欲には圧倒されました。おまけに鉛入りの方片方1sの靴も見せてもらいましたが、ビックリ。
道理で研修会のあった代々木から居酒屋までの歩き15分で汗をかいてたわけだ。日々、トレーニング。
食事もトレーニング。

翌日は東京から急行踊り子で伊豆へ。

気温は23度、半袖クライミングでした。
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ところで、最近のクライマーたちはヘルメットを被らない…
フリークライミングは身も心もフリーでというのがスタイルだから…

俺はダサいけどヘルメットを着用するようにしてます。
昔の山友達が、ここ城ケ崎で落っこちて頭かち割って死んでるしね…

写真はエーデルリットの折り畳みヘルメット
道外、海外に出かけるときはかさばらないので重宝してます。

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フリーライド…
みんな、スキーの時はヘルメット被ってるのにね…
逆に俺はスキーの時はかぶりませんが…
音が聞こえないいんだよね
お客さんが「助けて〜」って呼んだ時に聞こえないと困るし…
posted by 宮下岳夫 at 13:25| 北海道 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月24日

バックカントリーナイト

紅葉が終わったと思ったら台風がやって来て、ついでに冬もやって来て道内各地で雪便り
どうやら、今年は冬が早そう! 

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という事で、
10月27日(金)18:30〜19:30 バックカントリーナイト IN NOMAD

今シーズンからバックカントリースキーを初めてみよう!と考えてる方への入門講座
ゲレンデから飛び出して自然の中でのスキーは最高。

でも、何から始めればとお悩み中の方、まずは「お話」から!

要 電話予約
011-261-9174
参加費:1,000円

お待ちしてま〜す

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こんな所も夢ではない!
posted by 宮下岳夫 at 16:02| 北海道 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月10日

新冠ほろしり山荘

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日本百名山の中でも、もっとも登頂が難しいとされる日高山脈の主峰 幌尻岳。
一般的には糠平川から沢を遡り、平取側の幌尻山荘に泊まって登られていたのだが、近年 増水している沢で流されて命を落とす事故が急増。今年も3名の登山者が流されて死亡している。

そこで、にわかに人気上昇中なのが、新冠コース。
こちらは林道歩きが片道20qもあるのだが、沢登りのパートはない。

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登山者急増に伴い、さまざまな問題も新たに露呈。
その一つがトイレ問題。旧来のトイレは小屋の離れにあった汲み取り式の和風トイレだったのだが、こちらがあふれかえり、困った登山者たちは山荘周辺の森の中で用を足す事に…

小屋を管理する新冠ホロシリ山岳会では、水洗貯蔵式簡易トイレを設置。
またその処理のために簡易バキュームカーを購入。
その趣旨に賛同して、我が北海道山岳ガイド協会でも人と金を投入。

というわけで今回は、小屋仕舞いとトイレの汲み取りと薪割り、登山道の補修に行って来ました。

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小屋からすぐ上部の転落死亡事故のあった高捲き道の所も新たに、安全なルートを開削して来ました。

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山の上の紅葉はすでに終わってますが、麓の新冠川渓谷は今まさに紅葉の盛りでした。
今回は頂上はなし!
代わりに小屋でジンギスカン&飲み放題を堪能して来ました。
飲むうちに昔話にも花が咲き、20年前に頂上で蓄音機を使ってレコードかけていたのが、この山岳会の人立ちだった事も判明!

薪割りと土方で疲れた…。
posted by 宮下岳夫 at 16:39| 北海道 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月06日

増毛山道

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江戸時代まで話は遡る…
広い北海道、当時は蝦夷地と呼ばれていて、すでに和人が住んで開拓や漁業が行われていた。
漁場同士を行き来するために道路が整備されていくのだが、浜益と増毛を結ぶ海岸線は雄冬岬をはじめとする断崖に阻まれて陸上の通行は困難を極めた。そこで、今から160年ほど前に現在の幌から別苅までの山道が開削された。山道は昭和20年代後半までは、なんとか歩けたそうだが、やがて海沿いに国道が開通して利用する人はいなくなり廃道となってしまった。増毛駅が舞台となっている高倉健と倍賞千恵子主演の映画「駅」の最後のシーンが国道231号線の開通場面だったのを覚えている。(1981年制作)

廃道となった「いにしえの山道」を復活させるべく地元の有志が「増毛山道の会」を立ち上げ、笹狩りや土木工事を行い、平成28年に完全復活を果たした。

高齢化の進む「山道の会」では今後の山道維持のために、平成29年「北海道山岳ガイド協会」に協力依頼の運びとなる。今回はその第2回出動で雄冬山への笹狩りに行ってきた。気温急降下で山の上は雪。

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山上にテント泊して2日間の笹狩り作業。

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初日の集合があわただしく、テント泊なのに酒を買い忘れた痛恨のエラー。
唯一、ザックの底にあったのがコレ!
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ワンカップ1個の厳しい夜を過ごし、翌日は時折、吹雪く中 雄冬山頂上まで開通!
道はまだ、未整備の部分も多く、しばらくは一般開放は待ちの状態だが…


暑寒連峰をぐるりと見渡す展望は圧巻です。
そのうち、行きましょう!

posted by 宮下岳夫 at 15:06| 北海道 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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