2017年04月03日

利尻 東北稜2017

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利尻岳へ東北稜から登頂して来た。
オチウシナイ沢より東北稜末端に取り付く。
3日ほど前に降雪があったらしく、1003mピークまでは膝下のラッセルだ。
カチカチのアイスバーンを期待してきたのだが、ハードワークだ。
ここから急に稜線が細くなる。
今日のキャンプ地は三本槍のコル。
雪庇を切りだして快適なキャンプ地を作る事が出来た。
今回は食糧も軽量化して簡単ジフィーズのお湯をかければ出来上がりのパスタとビーフシチュー…けっこう旨い
なのに焼酎だけは1リットルあり。

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朝5時には明るくなってきた。
北海道からの日の出だ。
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雲も晴れて、東北稜に日が当たる。
さあ、登って来い!と山が呼んでいる。
アルファ米の朝食を済ませて、テントをたたみ いざ出発!
ここから稜線はありえないくらい細くなる。
靴幅リッジリッジの連続なのだが、にわかにガスがかかって視界は20mくらいになってしまう。
通称「門」と呼ばれる15mほどの壁は中間の灌木で支点をとって乗っ超し、5mほどのクライムダウンで
狭いリッジでビレー。お客さんがクライムダウンで降りて来るときに空間に足を下ろそうとしているので
「そこ、ない!」と大声で制止した。間一髪だった。足元から下は400mの空間だ。

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ローソク岩を左から捲き、窓岩の手前から20mの懸垂下降で利尻山大滑降ルンゼに下り立つ。
あとは易しい雪壁が頂上まで続くのみだ。
と、この時 突然の快晴がやって来る。
青空の中にみるみる巨大な壁が浮かび上がってくる。
頂上まであと300mくらいか?
今回はシングルアックス、7.6mm×50mロープ、しかもノーヘルだ。
最後の壁を警戒に駆け上がり頂上に飛び出す。

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ぐるりと快晴!
この日は鴛泊コースの長官小屋に泊まる。
夕べは節約したので、今夜の分の焼酎も充分足りてて豊な気分になる。

下山してフェリーターミナルの食堂マルゼンで食事をしていると
マルゼンのかあさんから電話がかかって来て「あら〜、来てたのかい」と昆布を持って駆け付けてくれた。

その日の夕方、島をあとにする。

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飛び立った飛行機は雲を避けて右旋回すると東北稜の上空を滑り抜け、快晴の利尻とはうって変って
寒い札幌に下り立ったのだった。
北海道にあっても海外エクスぺディション気分になれる利尻遠征でした。


posted by 宮下岳夫 at 14:14| 北海道 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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