2011年10月28日

孤高の人

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いや〜、「森 文太郎」とりあえず、生きて帰ってきましたねぇ〜。
k2東壁…あのまま、死んじゃうのかと心配してましたが、そこはさすが漫画!(ヤングジャンプ)

K2東壁へのこだわり、凍傷による手足指の切断など、「山野井 泰史」を重ねていたんだ。
この漫画、かなり重暗い感じだったんだけど、ミゾーのチタンアックスを特注したり、V字スレッドなど多様なテクニックを使ったりと細部までかなり辻褄が合っていて、「クリフハンガー」や「バーチカルリミット」のような、突っ込みどころはありませんでした。

どちらかというと脳天気な「岳」と違って、ストイックさがお気に入りでした。
また、完結の仕方も、あんな感じで良かったかと…。

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またまた、昔話になっちゃうのですが…
1980年代まん中頃の思い出
俺は仲間と北海道から谷川岳に登りに行く。東京に着いたその日、当時話題の常盤橋公園(江戸城の城壁跡)に寄り道してボルダリングをしていく事に…。ちょうど放課後時刻に高校生らしいのが学生服姿で現れて、同じようにボルダリングを始めた。その頃は、クライミングや登山が3Kの代表みたいな感じで疎ましく思われていた時代だったので、クライミングする高校生にちょっとびっくりしたのを覚えていた。
のちにわかったのだが、それが山野井だった…。

その日、クライミングを終えた俺達は上野駅のガード下に段ボールをひいてビバークしたのだった…。俺達もまた、「森文太郎」のようだったな…(み)



posted by 宮下岳夫 at 16:02| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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